interesting in a different way

Blog内であんまり触れたことがなかったかもしれないが、私はかなり「和」テイストが好きな人なのである。bags

密かに老後の愉しみにとってあるのは「藍染」。キモチだけでも染物の雰囲気を愉しみたくて、子供が小さい時はよく草木染をしていた。玉葱の皮で染めた絹は信じられないくらい美しい金色になるのだ。

ダイニングには一枚板の重厚な和風食卓。出かける時には風呂敷をカバンに忍ばせている(風呂敷はかなり重宝する)。

子供たちが幼稚園や小学校に入ると、親として製作しなければならないものは本当に沢山ある。お弁当袋、コップ入れ、上履き入れ、手提袋、ランチョンマットなどなど。小学校に入ると防災頭巾カバー、体操服入れなんかも必要になる。そんな小物作りも結構愉しんでいた。が、我が家の子供たちの持つものは一味違ったものとなった。思いっきり和テイストなのである。実は筆入れも共布で作ったものを1年生から持たせていた。中から筆でも出てきそうな雰囲気がある。誰が見ても我が家のだと分かるものだ。

我が家では第一子から順に、赤、青、黄、緑、というIDカラーを設定していて、その色をベースにした和テイストのあけん流和風パッチワークで縫い物は統一されているのだ(写真は、かなり使い古した手提袋。ベースカラーが、紅、紺、黄)。物差しも使わずフリーハンドで切ったり繋げたり。一時、自分の財布も作っていて、その上文庫本カバーも藍染めのを利用していた。

うちの子供の名前も、漢字一文字のかなり古めかしい名前なのである。それは流行り廃りのない伝統的和風なものが好きという完全に私のテイスト。

なんで今頃こんなことを思い出したかと言うと、衣替えついでに衣装ケースを物色していて、そんな昔の袋がわんさか出てきて、それを見つけた長女が一言、

「ママちゃんって、趣味いいよねーっ。」

などと誉めちぎってくれたからだ。

実は。
正直言うと、当時彼女はあまり喜んでいなかったかもしれない。意気揚々と幼稚園に持って行ったら周りはみんなキャラクターオンパレード。一目見て自分が異質なのだと気づいた様だった。自分としてはとっても素敵なかばんをママに作ってもらったと思っていたが、友達のは、華やかなピンク色でカワイイキャラクターが付いていれば、そちらが良いと思っても不思議ではない。おまけに私はお弁当の中に玄米ご飯などを入れたりしていて、長女に「どうして私のご飯は白じゃないの?」などと聞かれたりもしていて、長女を取り巻く全てが周りとは違うものだらけだったに違いない。小学校に入る時も、私は普通の縦型ランドセルが不便なものだと思っていたので、高学年になっても使える様な横型のワインカラーで、しかも軟らかくて軽い合皮のものを購入した。そして意気揚々と小学校に行くも、初日で玉砕して帰って来たのを思い出す。なんで私だけ皆と違うの?彼女はそう私に聞いてきた。

この子の母親は、あまりにも頑なで柔軟性のないものの考え方をしているのか、人様の目にはそう映っていたかも知れない。

それには理由があった。

私は子供に強くなって欲しかった。マジョリティで安心するようにはなって欲しくはなかった。自分がいつ障害を持つようになるかもわからない。いつ体内に大きな爆弾を抱えるようになるかもわからない。精神的に他人から孤立することもあるかもしれない。それを避けてはいけないのだ。たとえ人にどう思われようと生きていかなければならない。人と違うということに、少しずつ慣れてもらいたかったのだ。表面的な違いは、そのうちに慣れる。持っているモノの違いや行動様式でイジめられる様になったら、100%イジめる方が悪いのだ。イジめられない様にと心を配って、周りに迎合してはいけないのだ。自分の立つ位置を決めて自分で強く生きていかなければならない。それは小さい時から少しずつ慣れないと、一朝一夕に身につきはしない。

そう私は思っている。

ランドセルは3日で慣れ、彼女は何も言わなくなった。しばらくして、横型ランドセルの使い勝手が良いことに気づき、自分でも気に入っていると言うようになった。和テイストの手提袋はキャラクターの流行に左右されず、今でも使える。そして彼女はそれを見て「クール」だと言うのだ。あんなに嫌だと言っていた玄米ご飯も、今では彼女が最も好きなものの筆頭に上げるようにもなった。

私のマインドコントロールが、少しずつ子供たちに浸透していっていると感じる今日この頃である。

他人の視線を自分の行動規範にするな。
自らを磨き、強くなるのだ。
大多数の人から支持されなくっていい。

私はどんな教育ママゴンよりも子供に厳しい、と思う。

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